よくあるご質問(FAQ)
任意売却とは何ですか?
任意売却とは、住宅ローンの借入金が返済できなくなった場合に、債権者(金融機関)と合意のうえで「通常の売却に近い形」で不動産を売り出す手法を指します。主に以下のメリットがあります。
- 市場価格に近い価格で売却できる可能性がある
競売より高額で売却でき、残債務が比較的少なくなる場合があります。 - 引っ越し時期を調整しやすい
競売と違い、強制的に退去させられるリスクを回避しやすいです。 - 売却代金から費用を充当できることがある
滞納中の管理費や税金、引越し費用などが売却代金から控除されるケースも存在します。 - 周囲に知られにくい
競売と異なり、裁判所の公示が行われないため秘密裏に進めやすい傾向があります。 - 費用の負担が軽い場合が多い
多くの場合、仲介手数料などは売却成立時に売却代金から支払われます。
※上記は一般的な例であり、必ずしも全てのケースに当てはまるとは限りません。実際の売却条件は金融機関やその他債権者との交渉により異なります。
競売と任意売却の違いは何ですか?
競売:
- 金融機関が裁判所を通じて物件を強制的に売却する手続き
- 相場より低めの価格で落札されることが多く、売却価格をコントロールしにくい
- 強制執行による退去を求められる可能性がある
- 裁判所の情報公開等により、近隣に知られるリスクが高い
任意売却:
- 債権者(金融機関)との合意のもと、通常の不動産売買に近い形で売却活動を行う
- 市場相場に近い価格で売却できることが多く、競売より高値になる可能性がある
- 売却スケジュールや引越し時期を調整しやすい
- 裁判所から公示されないため、周囲に知られにくい
競売までの期間はどのくらいですか?
競売申し立てが行われてから落札までの期間は、一般的には約6ヶ月ほどと言われています。
ただし、その前に「任意売却を検討するための猶予期間」として3〜6ヶ月の余裕が与えられることもあり、この間に買い手を見つけられれば競売を回避できる可能性があります。
猶予期間内に売却できなかった場合でも、入札日まで並行して任意売却を進められるケースはあります。
任意売却に注意点はありますか?
- 信用情報に登録される
ローンの延滞や任意売却に至った事実が信用情報に反映され、新規ローンが組みにくくなる場合があります。 - 所有権を失う
売却後は不動産の所有者ではなくなるため、引越しやリースバック検討などが必要です。
ただし、競売よりは信用情報への影響期間が短くなるケースもあると言われています。現在利用中のクレジットカードが即停止になるかは、延滞状況などにより異なります。
任意売却はどのような流れで進みますか?
- 電話やメールで相談
弊社の場合は電話相談、メール相談は年中対応、土日祝日も可能です。 - 面談・ヒアリング
現在の住宅ローンの状況や資金繰りを詳しく確認します。 - 査定・価格設定
市場相場を踏まえて売却の適正価格を検討・設定します。 - 金融機関(債権者)との交渉・調整
売却条件や残債処理について話し合い、合意を得られるよう進めます。 - 売却活動・買主探し
不動産会社が広告や案内を行い、購入希望者を募集します。 - 契約締結・決済
購入希望者と売買契約を締結し、決済・引き渡しを行います。
※手続きの可否やスケジュールは金融機関の同意状況などにより変動します。
リースバックとは何ですか?
リースバックとは、不動産を売却して現金化した後も、新しい所有者との間で賃貸契約を結ぶことにより、引き続き同じ家に住み続けられる仕組みを指します。
一定期間後に買い戻しが可能な契約形態もあるため、「売却して資金を得つつも住み慣れた家に住める」手段として注目されています。
リースバックのメリットと注意点を教えてください
メリット:
- 自宅に住み続けられる
- 売却によりまとまった資金を確保しやすい
- 固定資産税の支払い等は新オーナー側になる場合が多い
- 将来的に買い戻しが可能なプランも存在
- 近所に「家を売った」と知られにくい
注意点:
- 所有者ではなくなるので、リフォーム等の自由度が下がる
- 投資用物件として査定されることがあり、売却価格が相場より低くなるケースもある
- 毎月家賃の支払いが必要
- 修繕費用負担など、契約内容によっては借主側の追加費用負担が発生する場合がある
税金や管理費を滞納していますが、売却は可能でしょうか?
任意売却の場合、売却代金の一部を滞納している税金や管理費の支払いに充当できるケースが見受けられます。自己資金が不足していても、交渉や購入者の協力等によって解決する可能性があります。
ただし、最終的には税金の滞納処分など各機関の対応状況によって異なるため、詳しくはご相談ください。
猶予期間が過ぎてしまったのですが、まだ任意売却は可能でしょうか?
一般的には、猶予期間内に買主が見つからなくても、競売の申し立て後から入札日まで並行して任意売却を進められるケースもあります。
ただし、競売手続きが進行するほど時間の制約が厳しくなるため、できるだけ早期にご相談いただくことが望ましいです。
売却後の生活が不安です。サポートはありますか?
無事に任意売却で解決した後、債務が残った場合は、債権者と相談のうえで生活に支障がないように少しずつ返済が可能です。弊社では賃貸住宅への移行支援や役所との連携、リースバックによる居住継続の検討など、多角的なアドバイスを行っています。
みなさんの生活と同様、多種多様なのでお気軽にお問い合わせください。
相談費用はどれくらいかかりますか?
相談は無料です。また、万が一任意売却が成立しなかった場合でも費用はいただきませんので、お気軽にご相談ください。
他にも様々な問題がありますが対応可能ですか?
任意売却の背景には、離婚問題、法人債務、相続問題など、さまざまな事情が存在することがあります。こうした問題を円滑に解決するためには、弁護士・税理士・司法書士・M&A専門家など、多方面の専門家との連携が欠かせません。
弊社では、そういった各分野のプロフェッショナルと提携し、任意売却に付随する離婚問題、法人債務問題、相続問題などの幅広いトラブルに対応可能です。お客様の状況に合わせた総合的なサポートを提供いたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。
借金やローンの悩みを相談するとき、どんな気持ちで臨めばいいですか?
「一人で抱え込まなくて大丈夫」という意識を持っていただくことが大切です。弊社は多くの事例に精通しているため、あなたの状況に合わせた選択肢を提案しやすいです。
相談内容は守秘義務のもとで扱われますので、まずは率直に現状を伝えていただけると幸いです。